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4月の中国指標、ここ数年で最も低い伸びに:識者はこうみる

[北京 13日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した4月の鉱工業生産と小売売上高、1─4月の固定資産投資は軒並み、ここ数年で最も低い伸びとなり、市場の失望を誘う内容となった。

 5月13日、中国国家統計局が発表した4月の鉱工業生産と小売売上高、1─4月の固定資産投資は軒並み、ここ数年で最も低い伸びとなり、市場の失望を誘う内容となった。写真は2010年7月、上海で撮影(2014年 ロイター/Aly Song)

鉱工業生産は前年同月比8.7%増加と、5年ぶりの低い伸びを記録した。伸び率はロイターがまとめた予想の8.9%を下回った。

小売売上高は前年同月比11.9%増と、5年以上ぶりの低い伸び。予想は12.2%増だった。

1─4月の固定資産投資は前年同期比17.3%増。予想の17.7%増を下回り、2001年12月以来の低い伸びとなった。

市場関係者の見方は以下の通り。

●住宅市場の低迷が政府の投資打ち消す

<ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、姚偉氏>

最も懸念すべき指標は固定資産投資だ。政府はインフラ投資を推進しようとしているが、この指標によると、住宅市場の低迷がこれまでの政府による投資推進の動きを打ち消している。

政府がこの低迷を和らげるのに十分な政策を打ち出すかどうかが、当面の注目点だ。

地方政府は今後相次いで、不動産購入の規制緩和や取引費用の削減などの措置を通して、不動産市場の下支えに動くとみられる。

●第2四半期に預金準備率50bp引き下げ

<野村ホールディングスの中国担当チーフエコノミスト、張智威氏>

鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資が、すべて前年比で減速した。不動産セクターの先行指標も、住宅着工がやや回復した他は減速した。

第1・四半期の経済成長率は前年比7.4%だったが、第2・四半期は7.1%に減速するとの予測を維持する。

中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は、緩和の是非を決めるまで、もう少し指標を見極めたい考えを示唆したが、一段の金融緩和に対する圧力が強まっている。

経済活動の指標は5月も減速し、第2・四半期には預金準備率が50ベーシスポイント(bp)引き下げられると予想する。第2・四半期に緩和が見送られれば、当社の下半期の経済成長率予測である7.5%に下振れリスクが出てくる。

●内需は低迷、政策環境を緩和すべき

<申銀万国証券の主席マクロアナリスト、LI HUIYONG氏>

鉱工業生産や小売売上高など、この日発表されたすべてのデータが失望的な内容だった。内需が低迷し、経済が下方圧力にさらされていることを示している。

政府は政策環境をある程度緩和的にすべきだ。歳出を拡大し、投資プロジェクトの承認を早める必要がある。

金融政策に関して言えば、中銀はリバースレポや預金準備率(RRR)の引き下げなどを実施し、企業の資金調達コストを下げるべきだと考える。

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