[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦巡回控訴裁判所は14日、韓国のサムスン電子005930.KSと米アップルAAPL.Oが争っている一部の特許訴訟をめぐって、米国際貿易委員会(ITC)が6月に示したアップル側に有利な判断を支持した。
アップルとサムスンはここ3年、スマートフォンなど携帯端末の特許を侵害したとして、世界中で互いを相手取って訴訟を起こしている。
今回のケースは、ITCが昨年6月に下した、アップルはサムスン電子の特許を侵害していないという判断について。米連邦巡回控訴裁判所はITCの判断を支持したが、その理由については説明しなかった。
サムスン電子は、この件について、コメントを拒否した。また、ロイターはアップルにもコメントを求めたが、今のところ、返答はない。
ITCは6月、アップルがサムスンの特許を侵害したとの判断も示しているが、これは今回対象となった特許とは別物。ITCはこの際、問題の技術を利用したアップル製品の米国への輸入禁止を命じている。
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