[東京 27日 ロイター] - 財務省が27日発表した2013年末の対外資産・負債残高によると、日本の政府や企業、個人が海外に保有する資産(対外資産)から、海外勢が日本で保有する資産(対外負債)を差し引いた対外純資産は、前年末比9.7%増の325兆0070億円と、2年連続で過去最高を更新した。円安進行で海外資産の評価額が増えた。
麻生太郎財務相がきょうの閣議に報告した。
それによると、対外資産残高は前年末比20.4%増の797兆0770億円と、5年連続で増加した。一方、対外負債残高は472兆0700億円と、前年末から29.1%増加した。
国際通貨基金(IMF)などの集計によると、日本の対外純資産は91年以降、23年連続で世界最大の座を維持。2位の中国は円換算で13年末が207兆6101億円、3位のドイツが同192兆2121億円だった。
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