[ニューヨーク 2日 ロイター] - マークイットが2日発表した5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は56.4と、前月の55.4から上昇した。速報値の56.2からは上方修正された。
50が拡大と縮小の分岐点となる。
マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏はデータについて「製造業が第2・四半期国内総生産(GDP)を大きく押し上げる見込みであることを示している。米経済が異例の寒波の影響から大きく回復している兆候があらためて示された」と指摘。
ただ「単なる天候要因による反転ではない」とし、企業の信頼感が増しているほか、在庫積み増しや事業拡大、投資の動きが見られると述べた。
指数の内訳は、生産指数が59.6と、4月の58.2から上昇し、2011年2月以来の高水準をつけた。
雇用指数は53.7と、前月から変わらずだった。
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