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EU、豚流行性下痢感染拡大で飼料の輸入規則強化

 6月6日、欧州委員会は、米国で「豚流行性下痢(PED)」が拡大し、子豚数百万頭が死亡している事態を受け、豚飼料に使用される豚の血液製品の輸入規則強化を承認。写真は米アイオワ州で4日撮影(2014年 ロイター/Lane Hickenbottom)

[ブリュッセル/シカゴ 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は、米国で「豚流行性下痢(PED)」が拡大し、子豚数百万頭が死亡している事態を受け、飼料が感染源の可能性があるとして、豚飼料に使用される豚の血液製品の輸入規則強化を承認した。

豚の血液は、乾燥状態で飼料に添加され、補助たんぱく質として子豚に与えられている。強化された規則では、豚の血液を80度で過熱した後、PEDが死滅したことを確認するため6週間室温で保存することが義務付けられる。フランスが検討した、豚を使用した製品の禁輸措置は、今回は盛り込まれなかった。

米国の製造業者は温度の基準は満たしているが、保存期間は現在14日間という。

PEDは1年前に米国で発生し、同国の豚の10%以上が死亡。カナダ、メキシコ、日本でも感染が見られた。EU域内では発生していない。

米国は世界最大の豚肉輸出国。調査会社ラボバンクは、PEDにより今年の豚肉製品生産が7%減少する可能性があるとの試算を示した。政府試算の2%を大きく上回っている。

米農務省国際動植物検疫課(APHIS)は、規則の透明性や発効時期などについてEUと協議していくという。飼料管理方法の変更は検討していないとしている。

PEDは豚の間で排泄物を通じて感染が拡大することが知られているが、豚の血液を使用した飼料を通じた感染の有無は証明されていない。

カナダのリッツ農業・農産食料相は、EUが科学的に証明されていない事項を取り上げたことに「失望している」と述べた。

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