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米フェイスブック、スマホ向けの新しい写真共有アプリ発表

 6月17日、米フェイスブックは17日、スマートフォンの新アプリ「スリングショット」を発表。写真は昨年5月撮影(2014年 ロイター/Dado Ruvic)

[サンフランシスコ 17日 ロイター] - 米フェイスブックFB.Oは17日、スマートフォンの新アプリ「スリングショット」を発表した。写真や動画を他人とやりとりできる同アプリの利用にフェイスブックのSNSのアカウントは必要なく、同社は中核サービスであるSNS以外の領域に携帯端末向けサービスを拡大しつつある。

スリングショットを利用するには携帯電話番号を登録する。利用者の携帯の電話帳を通じて友人らとつながる仕組みで、フェイスブック上の友達ともやりとりできる。

同アプリで表示される写真は、利用者が見た後、短時間で消える仕組み。SNS時代におけるプライバシー保護への不安の高まりが反映されている。

フェイスブックが新アプリを発表した背景には、新種の携帯端末向けメッセージサービスの人気が高まり、若者がフェイスブックのSNSを利用しなくなっているとの同社の危機感がある。

他のSNSの追い上げに対抗するため、フェイスブックはさまざまなアプリを開発しているほか、急成長しているライバル企業を買収している。

スリングショットは他のメッセージアプリと異なり、利用者が友人から受け取ったメッセージを見るには、まずその友人に自分の写真か動画を返信として送る必要がある。このルールは、利用者全員が情報を発信するサービスにすることが狙い。

スリングショットは17日から米国で、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」かアップルの「iOS」を搭載した携帯端末で利用可能になる。

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