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ドル101円半ば、月末でポジション調整主体の展開

 6月27日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の101円半ば。昨年2月撮影(2014年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 27日 ロイター] - 正午のドル/円JPY=EBSは、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の101円半ば。6月末は四半期末・半期末であることから、ポジション調整主体の相場となった。株価が軟調に推移したこともあって終始、上値が重い展開だった。

ドル/円は、朝方から200日移動平均の101.70円を下回って推移。仲値にかけては、輸出の売りもあって下押し圧力が強まった。市場では「クローズでも(200日移動平均を)割り込むかどうかがポイントになる」(邦銀)との声が出ていた。ザラ場で200日移動平均を割れることはこれまでにもあったが、きょうのクローズでしっかり割り込んでくるようだと「週明けの月曜日に売りから入ることを考える人もいるのではないか」(同)との見方が出ていた。

 <米経済回復に弱気の見方>

米経済指標で弱い数字が続いているとして、市場では米経済の回復に対する弱気の見方が出ている。米長期金利が低下基調にあり、これが持ち直しを見せないとドルも買い手掛かりに乏しいとし「今はいったん、下方向の調整リスクを考えておいた方がよさそうだ」(邦銀)との指摘も出ていた。

前日の海外時間には、米10年債利回りが低下し、ドル/円も一時101.48円まで下落した。その後、米株価が徐々に値を戻すなか、長期金利が回復してドル/円も朝方には101.70円台に値を戻していた。背景には、前日の海外時間に米商務省が発表した5月の個人所得・支出統計で、消費支出が前月比で0.2%増と、市場予想の0.4%増を下回ったことがある。25日に発表の第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値も、2009年第1・四半期以来5年ぶりの大幅な落ち込みとなる前期比年率2.9%減。改定値の1.0%減から下方修正され、市場予想の1.7%減を大きく下回った。

 <国内CPIへの反応は限定的>

一方、国内では5月全国消費者物価指数の発表があった。市場の一部では、今後の金融政策のかじ取りを予想する上で、日本のインフレ率の動向に関心が寄せられたが、市場の反応は限定的だった。

総務省が発表した5月全国消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)は前年比プラス3.4%となり、ロイターがまとめた予測中央値の同プラス3.4%と同水準だった。4月の3.2%から拡大した。一方、6月の東京都区部コアCPI予測値は同プラス2.8%で、こちらも予測中央値のプラス2.8%と同水準だった。

平田紀之

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