[パリ 4日 ロイター] - 米アップルAAPL.Oは、仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)LVMH.PA傘下のスイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーから幹部を引き抜いた。
今秋の投入が見込まれる腕時計型端末「iWatch(アイウォッチ)」の販売を支援するとみられる。
タグ・ホイヤーは4日、販売担当バイスプレジデント、Patrick Pruniaux氏が退社し、アップルに移ることを明らかにした。アップルでのポジションについては言及していない。アップルはコメントを拒否した。
アップルはこの数カ月、高級ブランドからの引き抜きを加速させていた。例えば英バーバリーBRBY.Lの最高経営責任者(CEO)だったアンジェラ・アーレンツ氏は5月、アップルで小売りとオンライン販売の責任者に就任。昨年には「特別なプロジェクト」のため、イヴ・サンローランのトップだったポール・ドヌーヴ氏を迎え入れた。
タグ・ホイヤーの広報担当者はPruniaux氏について、「スカウトがあったようだ」と述べた。同氏の後任は決まっているという。
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