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出口戦略の詳細検討、債券買入10月終了へ=米FOMC議事要旨

[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が9日に公表した6月17─18日分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、金融緩和の解除に向けた出口戦略の詳細について検討を始めたことが明らかになった。

 7月9日、米FOMC議事録では、出口戦略についてFRBが詳細な検討を始めたことが明らかとなった。写真はワシントンのFRB前で2009年3月撮影(2014年 ロイター/Jonathan Ernst)

10月の債券買い入れ終了が示唆されたほか、将来の金利調節の手法についてもほぼ合意に達した。

リバースレポと超過準備預金金利(IOER)の双方を活用して政策金利の上限と下限を定める方向で、当局者らがおおむね一致。正式な決定はなかったが、多くの参加者がIOERとリバースレポの金利差を20ベーシスポイント(bp)程度とすることを支持したという。

議事要旨によると、FOMC参加者は米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の月々の購入を10月に終え、最後は150億ドル削減で終了することで「おおむね合意」した。

参加者は、緩やかな経済成長が続き、失業率と物価上昇率がFRBの目標に徐々に近づいていくことに総じて自信を示した。ただ、最近の金融市場の変動が小さいことについて投資家が「先行きの不透明感を十分に考慮していない」とする懸念も挙がった。

アナリストらは、現在来年半ばと予想されている利上げの時期をFRBが前倒しすることを示唆するような内容は乏しかったとみている。

4兆2千億ドルに上る保有証券が満期を迎えた後の再投資方針についても、より詳細な議論がなされた。金融市場を混乱させずに保有証券を減らす上で、再投資の打ち切りを利上げ開始の前か後かにするか意見が割れた。再投資を徐々に減らしていく案も出た。「なめらかにバランスシートを縮小」するために、一部を再投資する可能性もある。

量的緩和で金融システムに供給された資金の多くを銀行はFRBに預け入れており、FRBの超過準備となっている。大量の資金を抱える銀行は、短期金融市場で資金を借りる必要がなく、FF金利誘導目標設定による金利調整効果は限定的となっている。このことは、FRBの出口戦略を複雑なものにしている。

リバースレポと超過準備預金金利(IOER)は、利上げ開始が適切と判断された場合、金利を操作する新たな手段となる。

リバースレポは現在、試験的に運用されているが、将来的には正式に導入されるとみられる。銀行以外にも、FRBに資金を預け入れることができないマネーマーケットファンドや住宅ローン機関が抱える資金のコントロールにも役立つ見通し。IOERを上げ下げすることで、金融機関がFRBに預ける資金の量を調整することが可能になる。

 *内容を追加します。

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