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ドル101円後半、日銀が14年度の実質成長率見通しを小幅下方修正

[東京 15日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル高/円安の101円後半。日銀政策決定会合は、予想通り金融政策の現状維持を決定した。一方、日銀は2014年度の実質成長率見通しを従来のプラス1.1%から1.0%に下方修正した。

 7月15日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル高/円安の101円後半。日銀政策決定会合は、予想通り金融政策の現状維持を決定した。2010年8月撮影。(2014年 ロイター/Francois Lenoir )

為替市場は一時的に、小幅なドル買い反応を見せた。

商業決済が集中する五・十日に当たるこの日、ドルは仲値にかけて101.60円付近まで強含んだ。無風で通過するとみられていた日銀決定会合を挟んで再び強含み、101.65円付近まで買い進まれた。

ただ、ドル/円相場の上値余地について「102円台での実需のドル売り予約が、足元で規模が倍増しているので、102円台にスムーズに上昇するのは難しい」(邦銀)との指摘が聞かれた。

市場は、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言に関心を寄せている。

<日銀決定会合>

きょうの決定会合では、4月に発表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」の中間評価を行った。

日銀は、2014年度の実質成長率の見通しを、従来のプラス1.1%からプラス1.0%に引き下げた。15年度、16年度の成長率見通しは、それぞれプラス1.5%、プラス1.3%に据え置かれた。

市場が関心を寄せるコア消費者物価指数(CPI)の見通しは、消費増税の影響を除き、2014年度がプラス1.3%、2015年度がプラス1.9%、16年度がプラス2.1%に据え置かれた。

為替市場は、短期筋がドル・ロングで決定会合の結果を迎えたが、目立ったロングの投げは見られなかった。

<豪中銀議事録>

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が発表した7月1日の政策理事会議事録では、まだ当面は政策金利を過去最低水準に維持する姿勢を理事会が示していることが明らかになった。

豪ドルは、同議事録発表直後に0.9402米ドル付近まで強含んだが、その後、小幅に反落した。市場では、「特にタカ派的な内容は含まれていない。初期反応は単なるポジション調整」(外銀)との見方が出ていた。

<ユーロ>

ユーロ/ドルは1.36ドル前半で若干上値が重い。

前日はユーロが全般に堅調となったが、その背景には、13日のサッカーワールドカップ・ブラジル大会でドイツが6大会ぶり4度目の優勝を飾ったことや、米シティグループC.Nの好決算を手がかりに銀行株が買われ、欧州株が全面高になったことがあるという。

独DAX指数(フランクフルト).DAXの上昇は顕著で、前日比116.67高の9783.01で取引を終えた。

投資家が注目していたシティグループの決算は、第1・四半期の純利益が市場予想を上回り、銀行株全体に対して期待が高まった。シティは同日、住宅ローン担保証券(MBS)の不正販売をめぐる問題について、70億ドルの和解金支払いで米当局と合意したことも発表した。

一方、ポルトガル最大の上場銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)BES.LSは引き続き売られ7.5%安となった。

15日は、インテルやJPモルガン等の決算が注目されている。

         ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

 正午現在   101.60/62  1.3612/16  138.31/35

 午前9時現在 101.53/55  1.3620/24  138.29/33

 NY午後5時 101.53/55  1.3618/20  138.26/30

*写真キャプションの見出しを変更して再送します。

森佳子

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