[15日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は15日、現在の株価のバリュエーションに関して、一部セクターはやや割高との認識を示した。上院銀行委員会での証言で述べた。
議長は、株式市場のバリュエーションは総じて長期平均に沿った水準にあるとしながらも、小型株やバイオテクノロジー、ソーシャルメディアセクターなどの株価収益率(PER)は「歴史的基準に比べ高いようだ」と述べた。
フェイスブック(FB)FB.O、リンクトインLNKD.N、イェルプYELP.Nなどが値下がりし、イェルプは一時4.3%急落した。ナスダック・バイオテック株指数.NBIは2%安。市場では「FRB議長がミクロ的視点から特定業界にコメントするのはかなり異例」(DAダビッドソンのフレッド・ディクソン首席市場ストラテジスト)との声が聞かれた。
昨年の株式市場ではソーシャルメディア株やバイオテク銘柄が人気を集め、フェイスブックやリンクトインが組み入れられている、グローバルX・ソーシャルメディアETFSOCL.P(上場投資信託)は64%値上がりした。
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