[18日 ロイター] - 米通信社ブルームバーグは、17日にウクライナ東部で墜落したマレーシア航空機について、独保険大手アリアンツSEALVG.DEが機体と賠償責任をカバーする主要な再保険会社になっていると伝えた。
また、保険ブローカーはウィリス・グループ・ホールディングスWSH.Nだと報じた。
ブルームバーグによると、アリアンツの広報担当者は電子メールの中で「マレーシア航空MASM.KLの機体と賠償責任をカバーする主要な再保険会社として、できるだけ完全かつ早急に顧客を支援するためにアリアンツ・グローバル・コーポレート&スペシャルティーが準備している」と説明。「確認作業が進められている中であり、今回の悲劇的な出来事については、影響を受けた方々全員に心からのお悔やみを述べる以外、コメントするのはあまりに時期尚早だ」とした。
ロンドンに拠点を置く保険ブローカー、エーオンPlcAON.Nは墜落した機体の価値を約9730万ドルと評価。また、アトリウム・アンダーライティング・グループが戦争に関する補償をメーンでカバーしており、被害がテロと関連していれば保険金を支払う可能性があるという。
ロイターはアリアンツ、ウィリス、エーオンにコメントを求めたが、今のところ回答を得られていない。
アリアンツとウィリスをめぐっては、3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便についても主要な保険会社、ブローカーとなっていた。
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