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来週の株式は堅調、決算と米マクロ指標次第で上値試す

 7月25日、来週の東京株式市場は、堅調地合いが予想される。写真は5月、都内の市場価格のボードを眺める男性(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 25日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、堅調地合いが予想される。ヤマ場を迎える国内企業の4―6月期決算発表は、事前の期待が高くなかったこともあり、良好な内容には素直に反応しそうだ。

4―6月期米GDPなど米マクロ指標も注目度が高い。日米金利差拡大で円安が進めば日本株の支えになる。売買代金が増加するかどうかがレンジ相場脱却のカギを握る。

日経平均の予想レンジは1万5200円─1万5700円。

国内企業の2014年4―6月期決算発表は始まったばかりだが、製造業を中心に好調ぶりが目立っている。東京製鉄5423.T、日本電産6594.Tが通期予想を上方修正。ファナック6954.Tは予想を上回る高収益が明らかになった。主要企業の決算発表本格化を控え、市場には「業績上振れへの期待が高まりつつある」(国内証券)という。これまで消費増税後の国内企業業績には不透明感が強く、海外投資家が日本株投資を手控える要因にもなっていた。来週は1000社弱の決算発表が予定されている。自動車、電機などの主要業種で良好な決算内容が確認されれば、株価を押し上げることが見込まれる。

一方、米国では重要な経済指標の発表が目白押しとなる。7月米雇用統計、7月米ISM製造業景気指数が週末の東京市場終了後の発表となるため、注目されるのは30日発表の4―6月期米GDP速報値だ。米連邦準備理事会(FRB)の緩和スタンスが長期化するとの見方で米金利は抑えられているが、4─6月期GDPで内需主導による米経済の底堅さが確認されれば、金利水準が切り上がり、ドル高・円安が進行。日本株の追い風とになると予想される。「国内ではミクロの企業決算、米国ではマクロ指標と材料が多い。きっかけ次第で日経平均は1万5500円の節目を抜けそう」(野村証券投資情報部課長代理の寺田絢子氏)との声が出ている。

懸念されるのは低調な商いだ。東証1部の売買代金は25日まで17営業日連続で活況の目安となる2兆円を下回った。決算発表を見極めた上で国内外の機関投資家が動くかどうかがポイントになる。「1万5500―1万6000円は1月にヘッジファンドの大量売りに個人が買い向かった水準。戻り待ちの売りが予想され、2兆円以上の売買代金を持続できなければ上値も限られそう」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)との指摘もある。

*写真を追加して再送します。

株式マーケットチーム

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