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日産自の4―6月期は13.4%営業増益、北米・欧州など好調

[横浜市 28日 ロイター] - 日産自動車7201.Tが28日発表した2014年4―6月期連結決算によると、営業利益は前年同期比13.4%増の1226億円となった。北米や欧州などの販売好調やコスト削減が寄与した。15年3月期の連結業績予想は従来のまま据え置いた。

7月28日、日産自動車が発表した2014年4―6月期連結決算によると、営業利益は前年同期比13.4%増の1226億円となった。 写真は横浜市の同社本社で5月12日撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト12人の営業利益の予測平均値は1091億円で、実績はこれを上回った。売上高は同10.4%増の2兆4656億円、純利益は同36.7%増の1121億円だった。

田川丈二執行役員は会見で、4―6月期の実績は「社内計画に対しては若干、進捗が良かった」と評価。営業利益率が5%、中国の合弁会社の比例連結ベースで5.8%だったことに関しては「まだ大きな改善の余地がある。さらに収益力を高めたい」と述べた。

営業利益に対して、購買コストの削減で415億円、販売台数の伸びで289億円押し上げた。為替の影響に関しては「ドル円で少し円安のプラス、ユーロとルーブルの関係でマイナスになる」ことなどにより、「ネットで50億円弱のプラスになった」という。 一方、タカタ7312.T製エアバッグの不具合に関連したリコール費用については「計上しているが、原因は取引先(タカタ)にあるため、基本的には100%求償できる。ネットでは特に追加のプラス、マイナスはないという形で織り込んでいる」とし、金額は明らかにしなかった。<北米は需要好調、国内は慎重な見方>

4―6月期の世界販売は同6.0%増の124万台だった。北米が同14.1%増の35万台、欧州は同13.3%増の17万1000台、中国は同21.1%増の28万3000台と好調で、消費増税の影響があった国内の不振を補った格好だ。国内は同0.5%減の13万4000台だった。通期での世界販売計画は従来通り同8.9%増の565万台を維持した。

田川氏は、北米市場について「全体需要が良い」と指摘。足元の状況からみると、年度初めに年間1590万台と見込んでいた全体需要は「1620―1630万台くらいになる可能性がある」との見方を示した。日産としてはディーラーへの販売奨励プログラムを変更したことや新車効果なども手伝って収益が改善してきているといい、「まだまだ潜在的な改善力がある」と語った。

国内市場は、消費増税前の駆け込み需要の反動減で4―6月期は厳しいとみていたが、全体需要は1.9%減と想定より小幅な減少にとどまったという。ただ、足元の受注状況などを踏まえると「反動減の影響が少ない、と言い切るのは早すぎる」とみており、「一部では販売競争が激化しているため、今後も慎重に見る必要がある」と述べた。

15年3月期の連結業績予想は従来のままで、売上高が前期比2.9%増の10兆7900億円、営業利益は同7.4%増の5350億円、純利益は4.1%増の4050億円。前提為替レートも期初通り想定の1ドル=100円、1ユーロ=140円のままとしている。

(白木真紀 編集:宮崎亜巳)

*内容を追加して再送します。

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