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福島原発事故の放射性物質、米西海岸沖には到達せず=研究

 7月29日、米研究者グループは、米西海岸沖の海水を採取して調査したところ、福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性物質は検出されなかったとの調査結果を公表した。写真は福島第1原発。3月代表撮影(2014年 ロイター)

[ポートランド(米オレゴン州) 29日 ロイター] - 米研究者グループは29日、米西海岸沖の海水を採取して調査したところ、福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性物質は検出されなかったとの調査結果を公表した。

海水の採取はオレゴン州の環境保護団体が実施。調査は米ウッズホール海洋研究所が実施した。今後、半年の期間をおいてさらに5回の調査を行う予定という。

同研究所のケン・ビュッセラー上級研究員は「放射性物質はハワイの北方、太平洋の途中まで来ているが、米国の領海内にはまだ入っていない」と述べた。

海水のサンプルを採取したオレゴン州の保護団体の関係者は、海流を考慮すると、低レベルの放射性物質が年内にも同州に到達するとの見方を示した。

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