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ユーロ圏経済失速、速やかな回復期待薄の見方も

 8月14日、EU統計局が発表した第2・四半期のユーロ圏のGDP速報値は、前期比横ばい、前年比0.7%増だった。マドリードのザラの店舗で3月撮影(2014年 ロイター/Andrea Comas)

[ベルリン/ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した第2・四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は、前期比横ばいとなり、市場予想の同0.1%増を下回った。

ロシアによる制裁が発動される前の4━6月期に経済が失速したことで、今後景気の速やかな回復は期待できないのではないかともみられている。

前年同期比では0.7%増で市場予想と一致した。

内訳では、域内最大の経済大国であるドイツのGDPが前期比0.2%減と、予想の横ばいに反して落ち込んだ。ドイツのマイナス成長は2013年第1・四半期以来で、海外貿易や特に建設セクターにおける投資が低迷し、経済成長を圧迫した。

またフランスのGDPも前期比横ばいとさえなかったほか、イタリアのGDPは0.2%減と2四半期連続のマイナス成長で、2008年以降3度目のリセッション(景気後退)に後戻りした。

ロシアやウクライナをめぐる情勢が不透明ななか、市場では域内経済の急速な回復は期待できないとの見方が出ている。

INGの首席ユーロ圏エコノミスト、ピーター・バンデン・フート氏は「今回の統計は、経済の回復が外的な衝撃を吸収できるほど力強くないことを示しており、域内経済は今後も緩慢な流れにとどまる恐れがある」と述べた。

またBNPパリバのエコノミスト、イブリン・ヘルマン氏は、地政学的緊張に加えて、ロシアによる制裁の影響など不透明感が根強いことから、第3・四半期にかけて下振れリスクは高まった、と指摘した。

*内容を追加して再送します。

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