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ロシア越境否定、ウクライナが領内進入の軍車両攻撃

[キエフ 15日 ロイター] - ウクライナ大統領府は15日、前夜にかけてウクライナ領内に入ったロシア軍の装甲車両をウクライナ軍が攻撃したことを明らかにした。

 8月15日、ウクライナのポロシェンコ大統領は、英国のキャメロン首相に、ウクライナ部隊が、ロシア部隊の「主要」部分を破壊したと伝えた。写真はロシア兵士。ロストフ州で15日撮影(2014年 ロイター/Maxim Shemetov)

これに対しロシアはロシア軍は越境していないと主張。米国主導の北大西洋条約機構(NATO)による勢力拡大を非難するなど、対立は深まっている。

ウクライナ大統領府によると、ポロシェンコ大統領は英国のキャメロン首相に攻撃について報告。領内に入ったロシア部隊の大部分を撃退したと伝えた。

これについて、国営ロシア通信(RIA)は「ロシア軍の部隊で、夜間、日中を通してウクライナとの国境を越えたものはない」とのロシア国防省の声明を報じた。

またRIAによると、ロシアのショイグ国防相が米国のヘーゲル国防長官と電話会談を行い、ロシア政府がNATOの活動を「深刻に懸念」しているとしたうえで、支援物資をウクライナに届けるために停戦が必要との考えを伝えた。

NATOはロシアがウクライナ領内に入ったとの認識を示したが、侵略との表現を使うことは避けている。また、国連はウクライナとロシアとの国境付近で発生している事態の真偽は確認できていないとしているが、事態の悪化の回避を呼びかけている。

ウクライナ領内で攻撃を受けたとされる装甲車両が公式に配備されたロシア軍部隊の一部だったかどうかは不明。ただ、ロシア軍の車両がウクライナ領内で拿捕されたり破壊されたりした証拠が出てくれば、ウクライナ側の主張が裏付けられ、西側諸国が対ロシア制裁を強める可能性がある。

こうしたなか、ロシア大統領府はロシアとウクライナ両国の大統領補佐官が15日にロシアで会談を行ったと発表。ウクライナのクリムキン外相は17日にベルリンでロシアのラブロフ外相のほか、独仏の外相と会談することを明らかにするなど、緊張緩和に向けた動きも出ている。

ウクライナ大統領府による攻撃に関する発表を受け、ロシアルーブルはドルとユーロに対して下落。ロシア株価も下落した。

このほか、安全資産とされる独連邦債に買いが入り、独10年債DE10YT=TWEB利回りは0.952%まで低下し、過去最低水準を更新した。

*内容を追加して再送します。

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