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ウクライナ大統領と親ロシア派が和平計画支持、5日に停戦宣言へ

9月4日、政府軍と親ロシア派の戦闘が続くウクライナ東部について、ポロシェンコ・ウクライナ大統領と親ロシア派の代表は、5日に停戦を含む和平計画で合意が成立すれば同日中に停戦を宣言する方針を示した。写真は東部クラマトルスクに展開するウクライナ部隊(2014年 ロイター/Gleb Garanich)

[ニューポート(英ウェールズ)/ドネツク 4日 ロイター] - 政府軍と親ロシア派の戦闘が続くウクライナ東部について、ポロシェンコ・ウクライナ大統領と親ロシア派の代表は4日、5日に停戦を含む和平計画で合意が成立すれば同日中に停戦を宣言する方針を示した。ロシアのプーチン大統領が停戦案を提示したことを受け、ウクライナ政府、親ロシア派双方が条件付きながら全面的な停戦に向けて動きだした。

5日には、ロシア、ウクライナ、欧州安全保障協力機構(OSCE)でウクライナの安定化について話し合う「連絡グループ」の会合がベラルーシの首都ミンスクで開催されることになっている。会合を控えた3日、ロシアのプーチン大統領はポロシェンコ大統領に東部和平に向けた7項目から成る計画を提示していた。

ポロシェンコ大統領は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催された英ウェールズで、「連絡グループ」の会合が開催されることが停戦宣言の条件とし「(ミンスクでの)会合が開催されれば、午後2時(日本時間5日午後8時)に停戦に向け参謀会議を招集するつもりだ。和平計画があすから実施されることを期待している」と述べた。

親ロシア派は、ポロシェンコ大統領の発言の約1時間後、ドネツク人民共和国首相のザハルチェンコ氏の声明として、連絡グループの会合でウクライナ政府が和平計画に署名すれば停戦命令を出す、と表明した。

これまで、7月のマレーシア航空機撃墜の調査などで地域や期間を限定した停戦はあったが、双方が完全な停戦に動くのは初めて。

だが親ロシア派の間では停戦に懐疑的なムードが漂う。親ロシア派武装組織の幹部は、ロイターに対し、これまでウクライナ政府が停戦合意を守らなかったことあったことを理由に、政府の保証が条件と述べた。ザハルチェンコ氏に近い筋は、ポロシェンコ大統領が停戦方針を示した15分後にドネツクで政府軍の攻撃があったと指摘。「あすの(連絡グループの)会合は容易には進まないだろう。爆撃が続くなかでの停戦協議だ」と語った。

米欧は、NATO首脳会議、EUの追加制裁決定の直前に停戦案を提示したプーチン大統領の真の狙いは何かと引き続き警戒している。

ラスムセン事務総長は、これまでもロシアから停戦に向けた動きがあったが、結局「ウクライナを不安定化し続けるための偽装」だったと指摘し、ロシアに親ロシア派支援の停止を求めた。

米ホワイトハウスは、オバマ米大統領とドイツ、フランス、英国、イタリア各国首脳が、ロシアが自らの行動について「一段の代償」を追うべきとの認識で一致した、としている。

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