[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景気指数は、59.0となり、前月の56.6から上昇した。56.2への低下を見込んだ市場予想に反して上昇、3年半ぶりの高水準となった。
新規受注が底堅く上昇に転じ、第4・四半期に景気が急減速するとの懸念が和らぐとみられている。
指数は50が拡大、縮小の分岐点となる。
ウニクレディト・リサーチの首席米国担当エコノミスト、ハーム・バンドルズ氏は「内需の基調的な力強さが、起こり得る外部的なマイナス要因をしのぐなか、全般的な成長見通しは依然かなり底堅いといえる」と述べた。
雇用が55.5と前月の54.6から上昇したほか、新規受注も65.8で60.0から上がった。第3・四半期にみられた景気の勢いがおおむね残っていることを今回の指標は示した。
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