for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ドル118円挟んで方向探る、取引薄く値幅出やすい

[東京 11日 ロイター] - 正午のドル/円JPY=EBSは、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べてドル高/円安の118円前半。安く始まった日経平均株価.N225が下げ幅を拡大する中、117円半ばまで下押しされたが、その後は株価の下げ縮小に歩調を合わせる形で上昇し、118円台を回復した。市場の取引が薄く、値幅が出やすい状況になっているとの指摘もあった。

 12月11日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べてドル高/円安の118円前半。都内で先月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

海外時間の流れを引き継いで安く始まった日経平均が寄り付き後に下げ幅を300円超に拡大すると、ドルは一時117.44円まで下押しされ、2週間ぶりの安値をつけた。その後、株価の下げ縮小を眺めながら持ち直し、午前11時前に118.34円まで上昇した。正午にかけては方向性が出ず、118円前半を中心にもみあった。

このところ相場が荒れ模様となっており、積極的にポジションを傾ける動きが抑制されているという。市場では「下手にポジションを持てない」(国内金融機関)との声が出ており、年末などの季節要因なども重なって取引自体が薄くなっていることも値幅が出やすくしているようだ。

市場では「(ドルが)下げるのを待ち構えていた人たちが、しっかり押し目を拾っていた感じ。取引がかなり薄いので、ちょっとの買いですぐに上がってしまう」(別の国内金融機関)との声が出ていた。ドルは117円半ばで下げ止まったが、目先はリスクオフ材料に敏感な地合いとなっており、売りが出始めると値を下げるスピードが速まるため注意が必要だという。

10日のニューヨーク外為市場でもドル/円は続落。下落は3営業日連続で、その幅も約3%に達している。3日間の下落幅としては1年6カ月ぶりの大きさだった。ギリシャの政治的混乱や中国景気減速への懸念により、リスク回避の円買いが継続した。

<豪ドルは雇用統計で反発、先行きには警戒>

オーストラリア連邦統計局が発表した11月の雇用統計によると、就業者数の増加は前月比4万2700人となり、ロイターがまとめた市場予想(1万5000人)を大幅に上回った。この発表を受けて98.09円付近で推移していた豪ドルは一時98.66円まで買い進まれた。

豪ドルは雇用統計の強い内容を受けて反発したが、このところは下落基調を強めている。「商品市況が落ちていく中、豪中銀の通貨安姿勢が鮮明になっている。来年に向けて石炭や鉄鉱石などの価格が下落基調を継続すると、もう一段の豪ドル安を警戒する必要がある」(国内証券)という。

他方、この日の早朝には、ニュージーランド(NZ)中銀が、市場の予想通り政策金利を3.50%に据え置いた。据え置きは3回連続だが、いずれ一段の緩やかな引き上げが必要になるとの見方を示したことで、NZドルは対米ドルで大きく上昇した。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=

正午現在   118.09/11 1.2453/57 147.07/11

午前9時現在 117.59/61 1.2478/82 146.74/78

NY午後5時 117.81/84 1.2447/49 146.63/67

杉山健太郎

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up