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トヨタが燃料電池車関連の全特許を無償開放、普及狙い異例の対応

 1月6日、トヨタ自動車は同社が単独で保有している燃料電池関連のすべての特許約5680件を無償で提供すると発表した。写真は燃料電池車のロゴ、2014年11月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 6日 ロイター] - トヨタ自動車7203.Tは6日、同社が単独で保有している燃料電池関連のすべての特許約5680件を無償で提供すると発表した。トヨタの特許を無料で使えるようにすることで、燃料電池車の生産や燃料となる水素のステーション整備を後押しし、燃料電池車の普及を加速させる狙いだ。

トヨタはこれまで提携先の企業に限って有償でハイブリッド車などの技術の特許使用を認めてきたことはあったが、今回のように不特定の企業などに対して無償で特許を提供するのは初めてという。

対象となる特許は燃料電池システムの制御に関連した約3350件や燃料電池の中核部品であるスタック関連の約1970件など。燃料電池車の開発や生産の根幹となる燃料電池関連特許の無償提供は2020年末までの期限付きとする。一方、水素供給・製造といった水素ステーション関連の特許約70件については無期限で無償提供する。

自動車メーカーは技術流出などを警戒し、特許は有償で、あくまでも提携先に限るのが一般的といわれる。トヨタは昨年12月、自動車メーカーとして初めて燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の一般ユーザー向け販売を開始した。

だが、市場創造のためにはトヨタ1社だけでは難しいと判断、異例の対応に踏み切った。無償開放により、燃料電池車の規格でトヨタ方式が事実上の標準になることも期待される。

白木真紀

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