for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ドコモ、新料金プラン響き営業減益 加藤社長「底打った」

[東京 29日 ロイター] - NTTドコモ9437.Tが29日発表した2014年4─12月期連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年比14.7%減の5871億円にとどまり、4期連続の営業減益となった。

 1月29日、NTTドコモが発表した2014年4─12月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年比14.7%減の5871億円にとどまった。2013年7月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

音声収入の減少や毎月の利用料金から一定額を割り引く「月々サポート」の負担が利益を圧迫。通話が定額となる新料金プランに毎月の支払額が高いユーザーが先行して移っていることが響いた。

売上高に相当する営業収益も前年比1.1%減の3兆3267億円に落ち込み、2期連続の減収となった。

ただ、単月でみると、12月には新料金プラン移行後に利用が増えるユーザーが約半数まで拡大したほか、移行後の請求額もプラスに浮上。減少を続けてきた音声ARPU(加入者1人当たりの月間平均収入)は10─12月期に1710円となり、7─9月期の1700円からわずかながら反転するなど、明るい兆しも見え始めている。

会見した加藤薫社長は、新料金プランの収支への影響について「中間期に見直した計画よりも少し弱含みではあるが、11月に減収の底打ちをして、12月から改善トレンドに入ってきている」と述べ、先行きに自信を示した。

12月末の契約者数は6527万件。4─12月の契約から解約を差し引いた純増数は216万件だった。新料金プランの契約数は1月28日現在で1465万件。

通期の営業利益予想は前年比23.1%減の6300億円で据え置いたが、同席した佐藤啓孝取締役は「4─12月期の利益は年間計画に対する進ちょくが9割を超えており、若干上振れる可能性がある」との見通しを示した。会社予想はトムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト22人の予測平均値6518億円を下回る慎重な数値となっている。

<ドコモ光を3月開始>

ドコモは同日、3月1日から光回線サービス「ドコモ光」を始めると発表した。NTT9432.T東西地域会社が提供する光回線のサービス卸を利用、インターネット接続事業者(ISP)の料金込みで戸建て向け5200円から提供する。ドコモ加入者の場合は、契約コースに応じて最大3200円を割り引く。

加藤社長は「100万契約をできるだけ早く達成したい」と意欲を示した。

NTTのサービス卸を利用した光回線サービスはソフトバンク9984.Tも開始する予定で、セット割で先行するKDDI9433.Tと合わせ、顧客の奪い合いが激しくなりそうだ。

志田義寧

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up