[パリ 2日 ロイター] - カタール航空が日本路線からの撤退を検討していることが分かった。関係筋が2日明らかにした。空港規制による影響が要因だという。
カタール航空は日本路線を1日3便体制で運行しているが、関係筋によると、同社は撤退するかどうかの決定の「最終段階」にあるもよう。関係筋は「空港の発着枠や滑走路をめぐる制限により、経済的利益が大きく利用客の利便性も高い発着時刻の設定が困難になっていることが理由」と説明した。
さらに、日本における航空規制でカタール航空は「かなりの額の売上減」を被っており、「日本撤退を真剣に検討している」と述べた。
カタール航空はコメントを拒否した。日本の航空当局からのコメントは得られていない。
同社は2005年に関空―ドーハ線で日本路線に参入。10年に成田―ドーハ線、14年に羽田―ドーハ線が就航した。
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