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JTが飲料事業から9月末で撤退、ブランド売却は検討

 2月4日、JTは飲料製品の製造販売事業から撤退すると発表した。都内の本社前で2013年月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 4日 ロイター] - JT2914.Tは4日、飲料製品の製造販売事業から撤退すると発表した。2015年9月末をめどに終了する予定で、今後はたばこ事業の競争力強化に優先投資する。缶コーヒーの「ルーツ」や清涼飲料の「桃の天然水」などのブランド譲渡の可能性については「今後検討していく」(大久保憲朗副社長)としている。

撤退の理由について、大久保副社長は、事業規模ゆえに流通での販路確保が難しいことや、商品のライフサイクルが短くなっているなどの点を挙げ「将来の成長戦略について検討を重ねた結果、グループの中長期的な成長に貢献していくことは困難と判断した」と述べた。

事業譲渡については、シナジーを見い出すことができず、交渉には至らなかったという。

自販機オペレーター事業は継続するものの「現状通りの営業を続けるのが良いか、提携を検討すべきか、売却を検討すべきか、さまざまな可能性を検討したい」(同)とした。14年12月末でJTグループの自動販売機は26万4000台。

飲料総研によると、2014年のJTの飲料市場でのシェアは1.6%で第10位。首位のコカ・コーラグループや2位のサントリー食品インターナショナルなどからは、大きく差を付けられていた。

飲料の製造販売事業の売上高は2014年3月期で約500億円。

JTの飲料事業は製造工場を持っておらず、製造は外部委託している。JT飲料事業部の社員109名は配置転換、ジェイティ飲料の社員119名はJTへの再雇用を基本とする。

同社は5日に決算発表を予定しているが、飲料事業撤退の影響や撤退費用の算出が困難なことから、2015年12月期見通しには織り込まない。14年12月期の飲料事業の調整後営業損益は10億円の赤字見通しだった。

*内容を追加しました。

清水律子

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