[ワシントン 11日 ロイター] - オバマ米大統領は11日、過激派「イスラム国」に対する武力行使を認める文書を議会に提出した。期限は3年で、地上軍が長期的な戦闘行為に関わることを禁止する内容となっている。
大統領は文書に併せて議会に提出した書簡で、「イスラム国の弱体化と敗北に向けた包括的で持続的な戦略を指示した」と表明。ただ、「こうした措置には米軍ではなく、現地の軍事力を利用する必要がある」とした。
大統領の提案には上下両院の承認が必要。議会では民主党が中東での軍事行動に反対している一方、共和党はおおむね強硬路線を示しているため、激しい論争が予想される。
議会への文書提出を受け、オバマ大統領は米東部時間午後3時半(日本時間12日午前5時半)に声明を発表する。
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