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米マクドナルド、ヒト用抗生物質投与の鶏肉購入を段階的に中止

3月4日、米マクドナルドは米国で今後、ヒトに使用される抗生物質が投与された鶏肉の使用を段階的にやめる方針を発表した。写真は2013年4月、米カリフォルニア州で(2015年 ロイター/Mike Blake)

[4日 ロイター] - 米ファストフード大手マクドナルドMCD.Nは4日、米国部門が今後2年をかけ、ヒトに使用される抗生物質を投与し飼育された鶏肉の購入を段階的に中止していく方針を発表した。

マクドナルドの北米サプライチェーンのシニアバイスプレジデント、マリオン・グロス氏は、新たな措置をめぐり、米食肉加工最大手タイソン・フーズTSN.Nなど、国内の鶏肉業者と連携していると語った。

鶏ふ化場での抗生物質投与も対象となるが、ヒトに使用されないイオノフォア抗生物質を「節度を持って使用している」養鶏所の鶏肉については、今後も購入していくという。

今回の措置が実施されるのは、米国内の約1万4000店。海外で展開する約2万2000店は含まれない。

抗生物質の効かない薬剤耐性菌「スーパーバグ」の感染への懸念が高まる中、消費者擁護団体や公衆衛生の専門家の間からは定期的に家畜に抗生物質を投与する慣行を批判する声が上がっている。

マクドナルドの発表した方針は、食品・レストラン大手による最も積極的な措置で、養鶏所が今後慣行の転換を迫られる可能性もある。

また、業績悪化が続いているマクドナルドにとっては、今回の措置を追い風にイメージ一新を狙いたいところだが、イオノフォア抗生物質の使用もすでに禁止しているメキシコ料理チェーンの米チポトレ・メキシカン・グリルCMG.Nやベーカリーカフェチェーンの米パネラ・ブレッドPNRA.Oなどの措置に比べると見劣りする内容だ。

タイソンはロイターに対し声明で、マクドナルドの決定に支持を表明。さらに、ヒトに作用する抗生物質の投与を2011年以降、84%超削減し、今後も減らしていく方針を明らかにした。

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