[東京 6日 ロイター] - ファミリーマート 8028.Tとユニーグループ・ホールディングス 8270.Tが経営統合を含めて検討していることが明らかになった。関係筋がロイターの取材に対して明らかにした。競争が激化しているコンビニ業界において、規模の拡大で競争力を高める。
ファミリーマートはコンビニエンス業界3位、ユニーGHDは業界4位のサークルKサンクスを傘下に持つ。両社が経営統合すれば、チェーン全店売上高で約2兆8100億円(2014年2月期)となり、ローソン 2651.Tを抜いて2位に浮上。首位のセブン―イレブン・ジャパンの3兆7800億円に次ぐ規模となる。
店舗数では、首位のセブンイレブンをわずかに上回る。
コンビニ業界では、各社の出店攻勢もあり、競争が激化しているなか、首位のセブンイレブンが「一人勝ち」の情勢となっている。ローソンは「健康」を掲げて特色を打ち出しているほか、成城石井の買収にも動いた。
ファミリーマートとサークルKサンクスの両社は、経営統合によって、物流や調達などの面で効率化を図る。
ファミリーマートの広報担当者は「経営上の選択肢としてさまざまな協議をしているのは事実だが、現時点で決定したものはない」とコメントしている。
清水律子 編集:田巻一彦
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」