[ロンドン 13日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーは13日、ユーロ/ドル相場の予想を引き下げ、ユーロは年内に対ドルでパリティ(等価)の水準まで下落するとの予想を明らかにした。
欧州中央銀行(ECB)が数十億ユーロを金融システムに供給する中でユーロは引き続き軟調に推移するとみており、第4・四半期までには1ユーロ=0.98ドル台に下落すると予想した。当初は1.05ドルを見込んでいた。
モルガン・スタンレーはリポートで「米経済は再加速するとみられ、ドルの上昇につながるだろう」との見方を表明。「ただ、2四半期程度にわたりドルの上昇は、先の3四半期より穏やかなものになるだろう。金利差がユーロの売り材料になる見通しだ。円は比較的堅調さを維持するだろう」と述べた。
*見出しの表現を一部修正しました。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」