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中国がパキスタン支援で合意、インフラ開発に460億ドル

 4月20日、中国の習近平国家主席がパキスタン訪問を開始した。写真は習主席らの巨大写真。イスラマバードで19日撮影(2015年 ロイター/Faisal Mahmood)

[イスラマバード 20日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は20日、パキスタンを訪問し、シャリフ首相と会談した。両首脳は中国がパキスタンに対してエネルギーとインフラ開発で総額460億ドル規模の支援を実施することで合意。中国はパキスタンとの経済的な結びつきの強化を図るとともに、アジアとその先に向けた経済的野心をあらわにした。

インフラ・エネルギー開発支援は、パキスタン南西部グワダル港と中国西端の新疆ウイグル自治区を道路や鉄道、石油パイプラインなどで結ぶ「経済回廊」建設が目的。経済回廊は、中国が掲げる陸と海による「シルクロード構想」の一部だが、パキスタンからの独立を掲げる反政府勢力が拠点を置くバルチスタン州を通ることになっており、計画の実現可能性には疑問も上がっている。

中国政府は、中国の新疆ウイグル自治区の独立主義者がパキスタンの武装勢力と連携することを懸念している。この日、習主席はこの問題に直接触れることは避けたが、前日発表の声明では経済協力と安全保障を組み合わせる必要性があると主張した。

パキスタン政府によると、中国は1万6400メガワット規模の発電事業に最大370億ドルを投資する。無利子融資が100億ドル相当のインフラ整備プロジェクトをカバーする。中国が計画しているパキスタンへの支出は、2002年以来310億ドルを支出してきた米国のそれを上回る。米国はパキスタンに対する支出の約3分の2を安全保障分野に割り当てている。

中国国家開発銀行や中国工商銀行(ICBC)などの政府機関が資金を中国企業に貸し出し、融資を受けた中国企業が民間ベンチャーとして事業を進める予定。

*内容を追加します。

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