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武田薬、アクトス訴訟で和解へ 引当計上で15年3月期は最終赤字

 4月29日、武田薬品工業は、米国における2型糖尿病治療剤「アクトス」の製造物責任訴訟に関して、和解に向け合意したと発表した。スイス・グラットブルクで2012年3月撮影(2015年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[東京 29日 ロイター] - 武田薬品工業4502.Tは29日、米国における2型糖尿病治療剤「アクトス」の製造物責任訴訟に関して、和解に向け合意したと発表した。武田は、15年3月期に27億ドル(3241億円)を引き当て計上するため、上場以来初めての最終赤字となる。

この和解は、原告・クレーム提起者の95%が受け入れを選択すれば有効となり、その場合には23億7000万ドルを和解基金に支払う。また、97%以上が受け入れた場合には24億ドルを和解基金に支払うことになる。

現在、製造物責任訴訟は約9000件に上っている。

武田は「法的責任を認めるものではない」としたうえで、財務上の不確実性が低減されることなどから和解を選んだとしている。

和解金や和解に参加しない原告の訴訟費用などを計上するため、2015年3月期の連結営業損益は1700億円の黒字から1300億円の赤字へ、最終損益は1600億円の黒字から1450億円の赤字へと修正した。1949年の上場以来初めての赤字となる。

ただ、年間180円の配当については変更しない。

清水律子

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