[東京 25日 ロイター] - 原子力規制委員会は、27日開催の定例会合で、九州電力9508.T川内原発について、運転管理体制を定めた「保安規定」について審議すると25日発表した。認可するとみられ、これによって川内原発の審査は終了する。
再稼働に向けた最後の手続きである「使用前検査」を経て、1号機は7月下旬にも再稼働する見通しだ。
原子力規制委は昨年9月、川内原発の安全性に関する基本設計・方針に関する許可を出した。1、2号機はその後、設備や機器の詳細を確認する「工事計画」がそれぞれ認可された。
27日の定例会合で保安規定が認可されれば、2013年7月に始まった適合性審査の全ての審査項目を終える。
再稼働に向けた規制当局による最後の手続きとして、安全対策が工事計画通りであるかを現地で確認する使用前検査が残っている。
九電は25日、川内原発1号機の再稼働が7月下旬、2号機が9月下旬の見通しであると明らかにした。同社の広報担当者が答えた。
九電は同日、原子力規制委員会に同1号機の使用前検査の記載事項の変更と、同2号機の使用前検査の申請をそれぞれ提出した。
*内容を追加しました。
浜田健太郎
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