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オーストラリアでM&A活発化 金価格上昇で金鉱会社が主導

[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリアでは金価格が上昇するなか、早期の成長が見込まれる案件を狙って金鉱会社が一連のM&A(合併・買収)を主導している。

 5月26日、オーストラリアでは金価格が上昇するなか、早期の成長が見込まれる案件を狙って金鉱会社が一連のM&A(合併・買収)を主導している。都内で2010年9月撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

同国では鉱業投資ブームが約3年前に終息したが、最近になって再編を進める海外企業の資産取得に動いたり、同業他社と提携するなどの動きが活発化している。

ゴールド・ロード・リソーシズGOR.AXのイアン・マリー会長は、ロイターに対し「誰もが成長につながる資産を求めている。オーストラリアでは今年に入って、過去5年間よりも多いM&A案件がある」と述べ、鉱業セクターにおけるM&Aへの関心の高さに言及した。

こうした動きの背景には、豪ドル高抑制に向けたオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)の利下げや、労働コストおよび鉱山操業コストの低下があるとみられる。

豪鉱山会社のエボリューション・マイニングEVN.AXは今週、カナダの産金大手バリック・ゴールドABX.TOが保有するオーストラリアのコワル鉱山を5億5000万ドルで取得。これにより、エボリューションはノーザン・スター・リソーシズNST.AXをしのいでオーストラリア2位の上場金鉱会社となる。

関係筋によると、同鉱山をめぐっては17社・団体が取得に関心を示していたという。

また、ノーザン・スターのビル・ビーメント最高経営責任者(CEO)によると、同社はバリックと米ニューモント・マイニングNEM.Nから4鉱山を取得した後も「価値を高める買収」を行っていく姿勢を維持している。

ニュークレスト・マイニングNCM.AXも、2月にマネジングディレクターがテルファー鉱山について「所有権に関する選択肢」を模索する時が来たと述べており、年内に売却される可能性がある。

ロイターのデータによれば、今年に入って発表された金鉱セクターのM&A案件は26件前後(総額17億ドル超)。過去2年間は約22億ドルだった。

金相場は米ドル建てXAU=が2011年終盤にピークを打って以降37%下落する一方、豪ドル建ては2月に2年ぶりの高値を付けた後も、昨年10月上旬の水準を依然10%上回っている。

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