[16日 ロイター] - 米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムAMZN.Oは、配送専門会社ではなく一般の人々に所用の目的地に向かう途中でついでに商品を届けてもらい、代金を支払うことが可能になるモバイル端末のアプリを開発している。16日付ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)が報じた。
WSJが事情に詳しい関係者の話として伝えたところでは、アマゾンは都市部で実店舗を展開する小売業者に協力を依頼し、商品集積のスペースを借りて手数料を支払う形になりそうだ。このサービス開始時期に関する情報は得られていない。
WSJによると、アマゾンとしては商品購入への影響力を強めながら、出荷コストを抑えるメリットがあるという。
アマゾンの2014年の出荷コストの伸びは31%と、増収率の19.5%を上回っている。
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