[ローマ 6日 ロイター] - イタリア連立政権を構成する右派政党「同盟」の指導部は、同党は2019年予算案の財政赤字目標の小幅な修正しか認めない方針だと述べた。
フランスが、国民の反発を受けて来年の燃料税引き上げを断念し、来年の財政赤字が欧州連合(EU)の財政ルールに違反する見通しとなり、欧州委員会はイタリアだけに矛先を向けていられなくなったとみている。
政府関係者などによると、連立与党のうち、「同盟」は財政赤字の対国内総生産(GDP)比率の目標を2.2%よりも下げたくない考え。一方のポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」の姿勢も、同盟より若干柔軟な程度という。
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