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ノーベル物理学賞に中村氏ら3人、青色LEDで「21世紀照らす」

 10月7日、スウェーデン王立科学アカデミーは、2014年のノーベル物理学賞を、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(写真)、天野浩・名古屋大教授、赤崎勇・名城大教授の3氏に授与すると発表した。米カリフォルニア州で撮影(2014年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ストックホルム/ロンドン 7日 ロイター] - スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授、天野浩・名古屋大教授、赤崎勇・名城大教授の3氏に授与すると発表した。

エネルギー効率に優れ、環境に優しい発光ダイオード(LED)を開発したことが授賞の理由。

白色光源を可能にした青色LEDの発明は、19世紀末にジョセフ・スワンとトーマス・エジソンが発明・商用化した白熱電球に代わる省エネ電球を作り出し、家庭や職場での照明を変えつつある。

王立科学アカデミーのメンバーであるペル・デルシング教授は、記者会見で「赤色と緑色のLEDは前からあったが、青色が欠けていた。エネルギー効率が非常に高く、寿命も極めて長い白い光源を私たちが手にできているのは、青色LEDのおかげだ」と称賛。選考委員は声明で「白熱電球が20世紀を照らした。21世紀はLEDが照らす」としている。

また、英国物理学会のフランシス・サンダース会長は、LED照明によって大きな省エネの可能性がもたらされたと指摘。「世界の電力の20%が明かりに使われているが、LED照明の最適な利用で、これを4%にまで減らせる可能性がある」と語った。

中村氏は「夢のLED照明の実現にとても満足している」とのコメントを発表。同氏は日亜化学工業に勤めていた時代に青色発光ダイオードを発明したが、その対価をめぐって同社を提訴。東京地裁は日亜化学に対し、中村氏が求めていた200億円の支払いを命じたが、会社側が控訴し、最終的には8億4000万円の支払いで和解した。

ノーベル物理学賞の賞金は800万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)。授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。

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