[ワシントン 16日 ロイター] - 米アップルAAPL.Oが16日発表したタブレット端末の新機種「iPad Air(アイパッドエア)2」では、スクリーン上のアイコンをスワイプ(画面上で指を滑らせる動作)することによって、通信キャリアの切り替えがはるかに容易となる。
同社によると、これはアイパッドエア2に搭載されたニュートラルなアップルSIMカードにより可能となる。この機能により、利用者は短期のサービスプランを契約し、アイパッドを使ってキャリアを切り替えることが可能になるという。
このSIMカードはAT&TT.NやTモバイルTMUS.N、スプリントS.Nの高速ネットワークに対応している。米キャリア最大手のベライゾン・ワイヤレスVZ.Nのサービスを受けるには、別のベライゾンSIMカードをインストールする必要がある。
新機能により、利用者は通信量や接続環境、料金などをめぐる月単位の必要性に応じてキャリアを切り替えることが可能となる。また、アップルによると、旅行者は国際的なキャリアのネットワークに接続し、アイパッドを通じて一時的な契約を結ぶことも可能になる。
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