[北京 18日 ロイター] - 10月の中国主要70都市の新築住宅価格は、前年比2.6%下落し、9月の1.3%下落に続き、2カ月連続の下落となった。
国家統計局が発表したデータに基づき、ロイターが算出した。
10月の下落率はロイターが算出を開始した2011年以降で最大となった。
中国経済の約15%を占める不動産市場の悪化を受け、成長が阻害されるとの懸念が強まった。
JPモルガン(香港)のチーフエコノミスト、Haibin Zhu氏は「短期的には調整が続くだろう。住宅価格の下落が続いて、不動産投資も引き続き減速する見通しだ」と指摘した。
10月の新築住宅価格は前月比では0.8%下落し、6カ月連続の下落を記録した。
70都市中69都市が前月比で下落した。前年比では70都市中67都市が下落した。
10月の北京市の新築住宅価格は前年比1.3%下落。9月は0.4%上昇した。
上海市は前年比2%下落。9月は0.8%下落した。
前月比では北京市が1.1%、上海市が0.6%、それぞれ下落した。
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