[ロンドン 18日 ロイター] - 英調査会社メタルズ・フォーカスは18日付のリポートで、パラジウムが今年、国際市場で約100万オンスの供給不足となり、価格が平均で前年比37%高の1オンス=3000ドルと、過去最高を更新するとの見方を示した。
白金は投資需要もすべて考慮された場合、6万8000オンスの供給不足に陥る。価格は前年比36%高の平均1200ドルと、2014年以来の高値になると予想した。
パラジウムと白金は自動車メーカーで、有害な排出ガスを中和する触媒に使われる。白金はこのほか、宝飾や投資の対象にもなる。
どちらの金属も世界的な経済成長の回復と自動車の排出ガス基準厳格化の恩恵を受けている。基準厳格化で、自動車メーカーは1台当たりの金属使用量を増やすことを余儀なくされている。
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