[9日 ロイター] インターネット大手の米AOLAOL.Nは800件を超える特許を米マイクロソフトMSFT.Oに10億5600万ドルで売却すると発表した。また、これとは別に300件を超える特許について、マイクロソフトに対し非独占的ライセンスを付与する。
AOLは売却益の「かなりの部分」を株主に還元するとしている。
関係筋によると、AOLの特許売却の入札には、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手の米フェースブック、インターネット検索大手の米グーグルGOOG.Oも参加した。ただ、両社の広報担当者からこの件に関するコメントは今のところ得られていない。
特許売却の発表を受け、9日午前の米株式市場でAOLの株価は一時、前営業日比約44%高の26.69ドルまで上昇した。
マイクロソフトへの特許売却後も、AOLは広告、ネット検索、マッピングなどに関する300件以上の特許を保有し続ける。
売却契約には傘下企業の売却も含まれる。売却は年末までに完了する見通し。
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