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4月の米ISM製造業景気指数は改善:識者こうみる

[ニューヨーク 1日 ロイター] 米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業統計は、景気指数が10カ月ぶりの水準に改善した。第2・四半期に入って経済の勢いが鈍る兆候もみられるなかで、依然一定の回復力をうかがわせる内容となった。

4月の景気指数は54.8で、前月の53.4から上昇、市場予想の53.0を上回った。50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。市場関係者の見方は以下の通り。

●製造業の踊り場脱却示唆

<オークブルック・インベストメンツの共同最高投資責任者、ピーター・ヤンコフスキース氏>

製造業部門で過去数カ月間に見られた若干の足踏み状態から脱しつつある可能性を示している。(前日の)シカゴ地区購買部協会景気指数を受けて浮上した観測に逆行する内容だ。雇用指数は非常に強く、雇用の伸びに持続の基盤があることを示唆している。

(このところ)欧州をめぐる懸念が再燃し、米経済指標は精彩を欠いているが、きょうのISM製造業指数の傾向が続けば焦点は米経済に戻り、市場にとってはプラスとなる。

●悲観論をやや修正、回復軌道に深刻な懸念なし

<ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)の北米為替戦略部門責任者、ニック・ベネンブローク氏>

このところ楽観論から悲観論にシフトした経済に対する見方が、ISM製造業指数により、その中間に落ち着く可能性がある。現時点で米経済の回復軌道に関し深刻な懸念を抱く真の理由はないことをデータは示唆している。

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のハト派的発言と精彩を欠く前週の国内総生産(GDP)統計を受け、経済のみならずドルに対しても悲観的な見方が広がっていた。そのため底堅いISMデータは、この流れを若干変えるかもしれない。

そうはいっても、さらにISMサービス業指数および雇用統計の内容を見極める必要がある。

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