[ニューヨーク 30日 ロイター] 30日午前中盤のニューヨーク外国為替市場では、ユーロ/ドルが2年ぶり安値近辺で推移。イタリア国債入札で利回りが急上昇したことや、スペイン銀行セクターをめぐる懸念が拡大していることが圧迫材料となっている。
30日に公表されたギリシャの一部世論調査で、緊縮財政に反対する急進左派連合(SYRIZA)が支持率を伸ばし、首位に立ったこともユーロの重しとなっている。
円は質への逃避の動きから買われた。ユーロ/円は98円を割り込み、4カ月半ぶり安値となる97.90円をつけた。ドル/円も79円を下抜け、3カ月半ぶり安値となる78.88円に下落した。
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