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スペイン10年債利回りが6.857%と過去最高、銀行支援懸念

[ロンドン 12日 ロイター] 12日のユーロ圏金融・債券市場では、合意されたスペインの銀行支援策をめぐる懸念から同国の国債利回りが上昇し、10年債利回りは6.857%と過去最高を更新した。

6月12日、ユーロ圏金融・債券市場では、合意されたスペインの銀行支援策をめぐる懸念から同国の国債利回りが上昇し、10年債利回りは6.857%と過去最高を更新した。写真はマドリードの証券取引所で同日撮影(2012年 ロイター/Andrea Comas)

スペイン国債は短期債から長期債にわたり利回りが上昇。10年債利回りは前日比25ベーシスポイント(bp)上昇し、前年11月につけたこれまでの1999年のユーロ導入以来の最高水準を超えた。

9日にユーロ圏財務相がスペインの銀行の資金増強に向け最大1000億ユーロの支援を行うことで合意したものの、デフォルト(債務不履行)が発生した場合、この支援のための融資の返済がスペイン国債の償還に優先して行われ、国債が劣後化するとの懸念から、スペイン国債が大幅に売られた。

INGの金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジャンサンティ氏は「ギリシャ支援の経験から、公的融資は損失から守られる一方で、民間の国債保有者が最も大きく影響を受けるということは学んでいる」としている。

14日に国債入札を控えるイタリアの国債利回りも上昇。10年債利回りは6.17%と、前日から13.5bp上昇した。前日は29bp上昇している。

イタリア政府は14日に総額45億ユーロの3年債入札を実施。ラボ銀行の債券ストラテジスト、リン・グラハム・テイラー氏は「入札は良好に推移するとみている。ただ、落札利回りは上昇すると予想している」と述べた。

前日に急伸した独連邦債先物には利食い売りが発生。高い格付けを得ているユーロ加盟国による国債発行が今週相次ぐことによる供給過剰感も相まって、高利回り債券に資金が流れる動きが見られた。

独連邦債先物は140ティック安の142.49。独10年債利回りは1.38%と、12.5bp上昇した。

独連邦債が米国債をアンダーパフォームしたことで、両国債の利回り格差は3カ月ぶりの水準に縮小した。

独政府は13日に総額50億ユーロの10年債入札を実施する。

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