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6月米非農業部門雇用者数、予想下回る8万人増

[ワシントン 6日 ロイター] 米労働省が6日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比8万人増にとどまり、予想の9万人増を下回った。雇用の伸びが鈍化していることで、米連邦準備理事会(FRB)の景気刺激策に対する圧力が高まることが予想される。

7月6日、米労働省が発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比8万人増にとどまり、予想の9万人増を下回った。写真はニューヨークの就職フェア会場で2011年8月撮影(2012年 ロイター/Shannon Stapleton)

雇用創出の勢いは失業率を押し下げるには至らず、失業率は8.2%と前月から横ばい。欧州債務危機が米経済の減速につながっているとの懸念を裏付ける結果となった。

4月と5月の増加数が前回発表から合計で1000人下方修正されたことも、懸念材料となった。

民間部門雇用者数は8万4000人増となり、前月の10万5000人増から鈍化。予想の10万2000人増も下回った。

財生産部門は1万3000人増と、前月の2万1000人減から増加に転じた。ただ、サービス部門は7万1000人増と、前月の12万6000人増から鈍化。このうち小売業は5400人減、輸送・保管業は2200人減と、ともに前月から減少に転じた。

人材派遣業は2万5200人増と、前月の1万8600人増から加速した。

政府部門の雇用者数は4000人減。前月は2万8000人減少していた。

第2・四半期の雇用者数の伸びは月平均で7万5000人となり、第1・四半期の22万6000人から大きく鈍化した。鈍化の主な要因は暖冬による雇用押し上げの反動だったとみられているものの、足元では小売売上高から企業景況感に至るまで弱含んでおり、根源的な要因が潜んでいる可能性もある。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、サラ・クライン氏は、今回の雇用統計発表に先立ち、「天候だけが要因ではなかった」とし、「下半期に状況が改善するとは期待していない」と述べていた。

ただ今回の雇用統計では、時間当たり賃金が23.50ドルと、前月の23.44ドルから6セント増加するなど、明るい部分もあった。また、平均週間労働時間も34.5時間と、34.4時間から長くなった。

労働人口は15万6000人増。前月は64万2000人増加していた。

ディシジョン・エコノミクスのエコノミスト兼マネジングディレクター、カーリー・リーヘイ氏は、「市場では、FRBが量的緩和第3弾(QE3)の実施に踏み切る可能性が高まっていると受け取られるだろう」と話している。

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