[マニラ 31日 ロイター] フィリピン東方沖で31日発生したマグニチュード(M)7.6の地震で、地元当局者らによると、これまでに1人の死亡が確認されているほか、橋や道路が崩壊するなどの被害が出ている。
米地質調査所(USGS)によると、震源はフィリピンのサマール島ギワンの東146キロ付近で、震源の深さは32キロ。
太平洋津波センターは、日本、フィリピン、パプア・ニューギニア、米ハワイ州を含む太平洋諸島に津波警報を発令したが、2時間後に解除した。一方、フィリピン当局は住民に高台に避難するよう呼びかけた後、津波警報を3時間超維持した。
フィリピンの災害当局によると、ミンダナオ島カガヤンデオロで大雨と地震によって地すべりが発生し、女性1人が死亡、子供1人が負傷した。
震源に近いギワン市長は地元ラジオに対し、大きな被害は報告されていないと述べた。
地震後、サマール島の大部分が停電となっているほか、インターネットもつながらない状態になっているという。
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