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11月米ISM製造業景気指数、予想外の50割れ

12月3日、米ISMが発表した11月の製造業部門景気指数は過去3年余りで最も低い水準に低下し、景気を見極めるうえでの分岐点となる50を予想外に割り込んだ。写真は8月14日、カンザス州ウイチタのセスナ・エアクラフト社の工場で撮影(2012年 ロイター/Jeff Tuttle)

[ニューヨーク 3日 ロイター] 米供給管理協会(ISM)が3日発表した11月の製造業部門景気指数は49.5と、過去3年余りで最も低い水準に低下し、景気を見極めるうえでの分岐点となる50を予想外に割り込んだ。

10月は51.7、エコノミスト予想は51.3だった。

11月の景気指数は2009年7月以来の低水準で、10月下旬に米北東部を襲ったハリケーン「サンディ」が影響した可能性もある。

10月までは2カ月連続で分岐点の50を上回り、景気の拡大を示していたことから、再び縮小に転じたのは予想外となった。

FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリストファー・ロウ氏は「きょうの統計は2通りの見方ができる。(製造業が)2カ月間成長した後、再び縮小したというのが1つの見方だが、(景気)指数は5月以降50に極めて近い水準で推移しているとみることもでき、これはより現実的な見方だ」とし、「製造業は停滞しており、なお回復していないと思う」と語った。

ピアポント・セキュリティーズの首席エコノミスト、スティーブン・スタンレー氏も、ビジネスセクターでは過去6カ月間ほとんど成長が見られないとし、「構成指数が弱く、今後の成長にとって思わしくない兆しだ」と指摘。雇用指数の弱さに言及し、年明けに減税失効と歳出の自動削減が重なる「財政の崖」をめぐる懸念がくすぶるなか企業が採用を見送っていることがあらためて示されたとの見方を示した。

一方、ディシジョン・エコノミクスのエコノミスト、キャリー・リーヒー氏は、景気指数は予想よりやや悪い内容だったものの、ハリケーンが一部影響したと指摘。在庫の大幅減少も影響したが、これについては必ずしも悪材料とは限らないとの見方を示した。

米国株式相場はこの日、中国製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値の改善を好感して序盤に上昇していたが、ISMの発表を受けて値を削り、S&P総合500種.SPXは上げ幅を縮小、ダウ工業株30種.DJIはマイナス圏に沈んだ。

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