for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

仏・ベルギー国債利回りが過去最低、日銀緩和で高利回り資産需要

4月8日、ユーロ圏金融・債券市場では、フランス、ベルギー国債利回りが過去最低をつけた。写真はパリの凱旋門前で1月撮影(2013年 ロイター/Christian Hartmann)

[ロンドン 8日 ロイター] 8日のユーロ圏金融・債券市場では、フランス、ベルギー国債利回りが過去最低をつけた。日銀の緩和強化を受けて、独連邦債よりも利回りの高い資産に引き続き資金が流入している。

フランス、ベルギーの10年債利回りは、それぞれ過去最低となる1.71%、1.97%をつけた。ユーロ圏準中核国とされるこれらの国債は、日本の投資家が日本国債からユーロ圏国債に資金を振り向けるとの観測にとりわけ支援されている。

フランス10年債の対独連邦債利回り格差は約50ベーシスポイント(bp)と、2012年10月以来の水準に縮小した。

イタリア10年債利回りは7bp低下の4.34%、スペイン10年債利回りは3bp低下の4.75%となった。

みずほ(ロンドン)のストラテジスト、リカルド・バービエリ氏は「高利回り資産に対しおう盛な需要が存在する」と指摘。「他の通貨に資金を振り向ける必要があるが、ドル建て債券や米国債への投資余地は限られる。そのため欧州債券に投資せざるを得ない」と指摘した。

こうしたなか、ポルトガル国債は、憲法裁判所による一部財政緊縮策の違憲判断を嫌気し、当初大きく売られ、国債利回りおよび保証コストがともに急上昇した。だがその後は下げ渋り、10年債利回りは1bp上昇の6.44%と、影響は限定的だった。

コメルツ銀行のシニア金利ストラテジスト、ミヒャエル・ライスター氏は世界の投資家が高利回り資産を追い求めており、「スペイン・イタリア国債だけでなく、フランスやベルギーなどのユーロ圏準中核国の国債にとっても追い風」と指摘。ポルトガルに関する弱材料でも大きく売られないことは注目に値すると述べた。

独連邦債先物は26ティック安の146.08で清算。

10年債利回りは2bp上昇の1.24%となった。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up