[アンカラ 3日 ロイター] 安倍晋三首相は3日、トルコのエルドアン首相と会談し、両国が原子力協定を締結することで合意した。
計画では、黒海沿岸のシノップに4800メガワット級の原発プラントを建設。同国では2カ所目の原発となる。三菱重工業7011.Tや伊藤忠商事8001.T、仏GDFスエズGSZ.PAによる企業連合が受注し、見積もり費用は220億ドル。企業連合の関係者によると、三菱重工と仏アレバAREV.PAの合弁会社アトメア製の原子炉が採用される見通し。融資の大半は日本貿易保険(NEXI)と仏コファスが受け持つ。
2011年の東日本大震災を経て、安倍首相は日本の原子力技術の安全性を訴えているが、今回の合意はそうした取り組みの成果とみられている。
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