[25日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は25日、世界の石油消費量が2040年までに32%増加するという見通しを示した。原子力や再生可能エネルギーの利用が増加しても、化石燃料が引き続きエネルギー需要の大部分を満たすことになると見込んでいる。
EIAは、世界のエネルギー総使用量について、2010年と2040年の間に56%増加し、そのうちの約半分を中国とインドが占めると予想。
石油や他の液体燃料の消費は2010年の日量8700万バレルから2020年には同9700万バレルとなり、2040年には同1億1500万バレルになるとみられる。
2040年にかけて化石燃料は世界のエネルギー使用の80%相当を供給すると見込まれる一方で、原子力および再生可能エネルギーの消費量は2.5%増加すると予想されている。
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