[ニューヨーク 26日 ロイター] -米ディスカウントストア大手ターゲットTGT.Nが26日発表した第4・四半期(11─1月)決算は、大量の顧客情報流出が影響し、純利益が5億2000万ドル(1株当たり0.81ドル)と、前年同期の9億6100万ドル(同1.47ドル)からほぼ半減した。
売上高は3.8%減の215億2000万ドルで、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の223億7000万ドルに届かなかった。既存店売上高も2.5%減った。
情報流出関連の費用は6100万ドルに上ったが、4400万ドルの保険金支払いを受けたため、差し引き1700万ドルとなった。
今後発生する費用は予想できないものの、収益に影響が出る恐れもあると警告した。
流出被害にあったのは、クレジットカード、デビットカードの情報約4000万件や、住所や電話番号などの情報7000万件だ。
同社は「これら費用は(今期や今年、今後の)決算に重大な悪影響を及ぼす恐れがある」と投資家に注意を促した。
今後、カードの再発行や訴訟、当局の調査、法的費用、設備投資などに関連する費用の計上を迫られる可能性もあるとした。
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