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米雇用統計:識者はこうみる

[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増となり、前月の19万7000人増(上方改定)に続き、底堅い雇用創出ペースを維持した。異例の寒波の影響から米経済が持ち直している兆候が浮き彫りとなった。

4月4日、3月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増となり、底堅い雇用創出ペースを維持した。写真はワシントンの就職フェア会場で2013年6月撮影(2014年 ロイター/Jonathan Ernst)

失業率は6.7%で変わらずだった。

ロイター調査では、非農業部門雇用者数が20万人増、失業率は0.1%ポイント低下の6.6%と見込まれていた。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●最近の指標に一致、改善基調明らか

<ロックウェル証券のチーフ市場アナリスト、ウェイン・カウフマン氏>

市場予想には8000人届かなかったが、最近の新規失業保険申請件数や米供給管理協会(ISM)データからやや予想を下回ると見込んでいたため、ほぼ想定通りの内容と言える。総じて最近の経済指標に一致している。

前月分が上方修正されたことは非常にポジティブで、トレンドが上向いているのは確実だ。

●金利が長期間穏健な水準にとどまること示す

<チェース・インベストメント・カウンセルのプレジデント、ピーター・テュズ氏>

ほど良い結果となった。そこそこに良好だが、金利情勢や経済の過熱などに関する懸念が出るほどには良くないという、 いわゆる「ゴールディロックス」的な結果となった。

このことは、金利は長期間にわたり穏健な水準にとどまることを示している。

●民間雇用、景気後退時に失われた分を取り戻す

<J・Hコーンの経済調査ディレクター、パトリック・オキーフ氏>

予想にほぼ沿った内容で、民間部門の伸びがおおむね偏ることなく見られた。大きな伸びを示した人材派遣が顕著だったが、注目すべきは民間雇用だ。現在、記録的水準に戻っており、景気後退時に失われた分を全て取り戻した。特筆すべき成果だ。

●天候要因、雇用者数にさほど影響せず

<RBCキャピタルマーケッツの首席米国エコノミスト、トム・ポーセリ氏>

実に堅調な数字だ。当初の市場反応にある種の失望が見られたが、天候の変化に伴い、雇用者数に一定程度の反動があると予想するときだけ、失望するのだろう。われわれは、雇用者数の変動に天候による著しい影響がさほど出ておらず、天候要因に基づく変動はないと強調してきた。

天候の影響が幾分みられたのは(労働)時間だ。時間は過去数カ月間、低めに推移したが、今回は低迷傾向が一服した。

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